資産運用や投資と聞くと怖いイメージをお持ちではありませんか?
- 失敗して大損したって話をよく聞く
- マイナスになって借金ができたらどうしよう
これは投資を始める前の私が実際感じていた不安。
ですがこれらは貯める力を鍛えることで解消されます。
貯める力を鍛えることで自身の生活に最低必要な金額が分かり、無理なく投資に回せるラインを推し量ることができるから。
そこで今回は
- 貯める力とは何か
- なぜ貯める力が重要か
- どうやって鍛えていくのか
この3点について『90日で「貯める力」をつける本』こちらの書籍をベースに解説していきます。
【PR】この記事を読むことで資産運用や投資において抱えている不安を解消し第一歩を踏み出すことができます。
また、投資をするつもりがないよって方も生活費を抑えて貯金をする余裕を作ることに繋がって行きますので是非最後までお付き合いください。
貯める力を鍛えて余剰資金を作る
冒頭でも話した通り投資をしていく上で基礎となる一番大切な力は貯める力です。
投資はあくまで収入から生活費を覗いた余剰資金で行うもの
時折投資で失敗し、大きくマイナスを出してしまったというのを耳にします。
それは余剰資金ではなく生活費やいざという時の備えのお金まで投資に回してしまったために暴落局面に耐えられず売りに出してしまうことで発生します。
株式投資で例えれば株価は常に変化しており優秀と言われる米国株ETFであっても短期間の間で上がったり下がったりを繰り返しています。
貯める力がなく余剰資金以上の額で投資を行うとこの一時的な暴落局面で耐えられずに株を手放してしまう。
これが投資で失敗する大きな要因の一つです。
だからこそ貯める力を鍛えることで
- 自身の収入と支出を把握して自身の余剰資金を知ること
- 支出を最適化して余剰資金を作ること
この二つが投資を行う上での基礎や柱となっていくのです。
また貯める力については他の書籍でも語られており、
例えば『バビロン大富豪の教え』
ここではお金持ちになるための7つの教えの一番目と2番目に
収入の10分の1を貯蓄せよ
欲望に優先順位をつけよ
バビロン大富豪の教え
という2つの教えがあります。
人間には欲望があり収入が増えたとしても更なる欲望が現れてすべての欲を満たそうと思うといくらあってもお金が足りません。
そこで収入の10分の9で生活する習慣を作ることで自身の生活において重要なものとそうでもない物を見定める力を養うことができる。
10分の9で生活ができるようになると毎月お金が貯まっていくそういったサイクルが出来上がっていくわけです。
また、資産運用における人気書籍の1つ『お金の大学』でも貯める力の重要性について語られています。
貯める力を使って余剰資金を生み出す事は資産運用を行っていく上で基礎となる最も重要な力なのです。
貯める力を鍛えるためにやること
1.まずは目標をはっきりさせる
貯める力を鍛えるうえでまず最初にやるべきことは自分は何のために貯めいくら必要なのかをはっきりさせる事。
何となくお金を貯めなきゃと思って貯金を始める人と買いたいもの、貯めたお金の用途がはっきりしている人とではその成果には大きく差が出ます。
今回紹介している『90日で「貯める力」をつける本』では次の4つをはっきりさせることを推奨しています。
- 貯めたい金額
- 使い方の内容の割合をどう変化させるか(消費、浪費、投資※後述)
- 生活上改善したい事
- 挑戦したい事
お金を貯める事は当然継続しなければ成果は出ません。
マラソンをするにしてもゴールまでの道のりが見えているコースとゴールが見えないコースでは後者の方が走り続けることは難しい
だからこそ自身が何のためにお金を貯めているのかをはっきりさせることが継続してお金を貯め続けることの土台となるのです。
2.支出を消費・投資・浪費の3つに分けて見える化する
自身が何にどれだけのお金を使っているのかを把握するのが次のステップ。
自身のお金の流れを知らなければ支出を抑えて余剰資金を作ることはできません。
自身がいったい何にお金を使っているのか、使いすぎている部分はないか、無駄な支出はないかをはっきりとさせるためにも自身の支出を見えるようにしていきましょう。
支出には大きく3種類存在します。
消費:生活していく上で必要になる支出(食費、家賃等)
投資:将来的に自身の成長や資産になる支出(本などの自己投資や株式などの資産)
浪費:上記2つに含まれない物(娯楽費等)
まずは自身の使っているお金をこの3つに振り分けていきます。
上の表では一般的な概念として食費を消費に入れたりなどの振り分けをしていますがその概念は時と場合によって変わることも
食費で言うならただ外食をして高いものを食べるのであれば浪費、今後の仕事や副業の人脈に繋がる会食であれば投資になります。
ここで大事なのは浪費が多いから削ったり、消費を削るといった話ではなく
- 自分がどこにお金をかけているのかを知ること
- 3つのバランスを把握すること
この2点
浪費は多すぎるのは当然お金を貯める妨げになりますが全くないとストレスが溜まる、人生がつまらなくなってしまいます。
重要なのはこの3つをどのようなバランスで保っていくのか。
『90日で「貯める力」をつける本』の中では支出の中で消費70%、投資25%、浪費5%という割合を理想値として示しています。
当然すぐにこの理想値にできるのかと言われればそれは難しいですし、この配分が合わない方もいる事でしょう。
無理のない範囲で浪費を抑えて投資枠を増やしていくことを楽しめる理想の配分を探して進んでいくことが大切
3.固定費を見直そう
自身の支出のバランスを把握したら次は支出の無駄を探していきます。
その際にまず見るべきは借金の返済や通信費等毎月一定でかかってくる固定費です。
なぜなら、固定費は毎月一定で払い続けるものになるため1度見直すとその後も継続して支出を抑えてくれるため効率よく安定しているから。
月1000円の映画のサブスクを見たい時だけレンタルするように変えるだけで毎月1000円払っていたものがなくなりますよね。
代わりにレンタル代がかかりますが映画1本のレンタル代は1回数百円程度、毎月10本20本映画を見るという方であればサブスクはいいかもしれません
ですが月に1本見るかどうかであればレンタルの方が最適と言えます。
このようにただ無くすのではなく自身に合った最適なものに置き換えていくのが固定費の見直し
- スマホを大手キャリアから格安シムに乗り換える
- 生命保険のプランで不必要な部分は切る
- クレジットのリボや分割は使わない
全て挙げるときりは無いもののこのように固定費を下げる方法は沢山あります。
自身のライフスタイルやに合うように固定費を最適化していくことが貯める力を養う第3段階です。
4.定期的に見直そう
ある程度継続してきたら一度自身の目標や支出、貯金の貯まり具合等定期的に見直します。
これまでの3つを実践していくだけでも生活に変化は現れてくると思いますが重要なのはこれを正しく継続していくこと。
最初の月は支出が減って3万円貯まったけど翌月は1万円といったように毎月大きく上下していては貯める力は育ちません。
- 先月の貯金額に油断して浪費が増えていないか
- より改善できる支出はないか
- 自身は何を目指しているのか
定期的に振り返っていき目標までの道をそれていないかどうかは定期的に確認していきましょう。
大事なのは努力より継続
貯める力を鍛えていく上で重要なことな兎に角継続して行うこと。
今回の記事を見て家計簿をつけようと張り切ってみるけど
- 項目を多くしてしまう等手間が多くなる
- 毎日長い時間家計簿にとられてしまう
- その日の支出に一喜一憂してしまう
こんな風になってしまうと継続していくことは難しいですね。
貯める力は継続してお金を管理し続けなければ成果は出ず、始める前の自分に逆戻り
そのため効率化や少しおおざっぱでもいいので手間を省き継続していくことが重要
本書では手書きの家計簿を推奨していますが私個人としては定期的に確認するのであればキャッシュレスにして専用のアプリやクレジットカードの明細を利用しており手書きの手間もなくていつでも見れるのでおススメです。
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楽天カード新規入会兎に角どんな形であれ継続して支出を管理し続けることが最優先で行動していくことが重要
そして1日1日の支出に一喜一憂せず1か月後、1年後と長いスパンで物事を考える癖を養っていきましょう。
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