昇給や副業で収入は増えてその分を貯金する。
そう思っていたのに一月後貯金に回すお金が全然増えてないなんてことはありませんか。
また給料が上がったら少し仕事の時間を減らしてゆっくりしようと思っていたのになぜか減らせない。
今回紹介する金持ち父さん貧乏父さんの中で金持ち父さんはその原因として次のことを話しています。
- お金の持つ力を学んでこなかった
- それにより恐怖や欲望といった感情に反応して行動するようになる。
- 稼ぐ額が増えたとしてもそれに伴って恐怖や欲望も増大し更に稼がなくてはいけなくなる。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 [ ロバート・キヨサキ ]
私も5年ほど前までは新卒時と比べ4~5万程給料は増えていましたが生活に余裕はできず
クレジットカードの支払いを滞納したこともありました。
ですが今はというとお金について勉強し
給与が新卒時よりも10万程増えてはいるものの月に10万程投資にお金を回せるようになりました。
今回の記事では「金持ち父さん貧乏父さん」の内容からお金持ちになるうえで大切な考えかとこの本のおすすめのポイントについてまとめていきます。
この記事を読むことで次のことが分かります。
- 収入が増えても生活が楽にならない事のメカニズム
- この本から学べる事
お金が増えても生活が楽にならない訳
お金に困らない生活とはどうやったら手に入るのか。
沢山稼げば解決るのでしょうか。
金持ち父さんはこの問題に対してお金持ちになっただけでは解決しないと話しています。
それはなぜか。
それはお金の持つ力を理解していないことからくる恐怖と不安に振り回され見えない罠にはまってしまうから。
通常なぜ仕事をするのかと聞かれれば「生活のため」と答えます。
そこに対して疑問を持つ方は少ないでしょう。
ですが金持ち父さんはここに罠が潜んでいると言います。
生活のために働くということは今の暮らしを失うことに対する恐怖とより良い暮らしをしたいという欲望の二つの感情で成り立っています。
この恐怖と欲望は無知から生まれ、仮に収入が増えたとしてもそれに応じてこの感情が増大し
結果として増えた収入に応じて支出も増えていくのです。
そして今度は収入の増えた今の暮らしを失うことへの恐怖やもっといい暮らしをしたいという欲望に追われて更に稼がなくてはいけなくなります。
これが収入が増えても生活が楽にならない、貯蓄に回せなくなることのメカニズムです。
この状態を金持ち父さんは「ラットレース」と呼んでいます。
お金について「知り」「考える」ことでラットレースから抜け出す。
ではこのラットレースから抜け出すためにはどうすればいいのか。
金持ち父さんは恐怖と欲望を大きくするのは無知であると語る。
たいていの人はなぜ自分はお金を稼いでいるのか。
働く理由となっている問題を解決する1番の方法が本当に働くことなのかを考えることをせず、毎日お金を失うことへの恐怖やもっといい暮らしをしたいという欲望のままに働いている。
例えば…
毎日遅くまで働くことが今の給料では生活が厳しいからだとしましょう。
たいていの人はこの先までは考えずに残業をしたり、仕事後に別の仕事をします。
では本当にこの問題の最も効果的な解決策は残業なのでしょうか。
例えば自身の生活を見直してみて
- 引っ越すだけで月々の家賃が3万円安くなるとしたら
- 不必要な保険を解約することで月に5000円安くなるとしたら
- こうした無駄な出費を減らして月の支出を5万円減らすことができたとしたら
- その浮いたお金を配当金の出る株に毎月積み立てていったら
この例の場合でいくと年間60万配当利回りが3%としたら毎年何もしなくても年収が18000円上がっていくことになります。
さらにその間の配当金も再投資していけば更に増えるスピードも上がっていきます。
今回はあくまで例え話であり実際の株は株価の下落や配当金の減配等もあるのでこれが100%正解というわけではありません。
ですが生活を楽にしたいという目的に対しての方法が仕事量を増やす以外にも知識を持って考えれば出てくることが分かります。
知識を身に着け自身の問題を客観的に考えることができれば金持ち父さんの言うラットレースから抜け出すことも可能になるのです。
この本から分かること
この本の内容は実用書とは違い書かれてる内容を読んでその通りにすれば問題が解決するというものではありません。
ですがこの本の内容はお金について考えさせられる内容が多く、
- 金持ち父さんの教えに触れ
- 自身に当てはめて考え
- 何度も読み返す
これを繰り返すことでお金持ちの価値観や考え方を定着させていくそんな魅力があります。
私自身この本は何度も読み返し、今回記事を書くにあたりさらに読み返していますが
読むたびに新たな発見があり内容をまとめるのが大変でした。
この本を読む際は是非誰かにレビューするつもりで読んでいくと新たな発見があり非常に勉強になるのでお勧めです。
本が増えてきて収納スペースが…
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